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借金が山のように膨らんでしまうと、宝くじを当てて、一発逆転で返済できないかという気持ちが湧いてくる人もいますよね。
宝くじには、それだけの大きな夢があるものだと思います。
実際、宝くじで借金を返済する人はどれくらいいるのでしょうか?
また、それ以前に、宝くじに当たったら、あなたは本当に幸せになれるのでしょうか?
目次
宝くじで借金を返済した人
宝くじで借金を返した人は実際にいらっしゃいますし、その様子をブログで綴っている方もいらっしゃるので、ご紹介していきます。
1,000万円当たって借金返済
こちらブログの40代後半の男性は、年末ジャンボプチという宝くじで1等の1,000万円が当たりました。
プチといっても、やっぱり1,000万円は大きいですよね!
結局、その方は、
- みずほ銀行の口座へ:200万円
- 現金で持ち帰り:200万円
- りそな銀行へ:600万円
と振り分け、ローンの返済をATMで行い、借金を完済し、そのまま解約しました。
そして一部を肉親におすそ分けした後、
- 金銭信託へ100万円投資
- 投資信託へ85万円投資
という形で、資産運用への道を歩み始めました。
宝くじが当たっても、すごく堅実な生活をキープされているパターンだと思います。
宝くじで5,000万円の借金を返済
こちらのブログでは、年末ジャンボ宝くじで1等2億円があたり、5,000万円の借金を返済したという中洲のママさんのお話が紹介されています。
1万円で30枚の宝くじを買ったのですが、その内の一枚が見事に当選。
5,000万円の借金を返済した後、残りの7,000万円は、いったん貯金をしたそうですが、その後、車を購入して、旅行を楽しみ、お店を出した結果、3年間で使い果たしたとのこと。
なかなか豪快な人生です。
当せん金を借金返済に充てる人の割合は?
では、宝くじの当せん金を借金返済に充てている人はどれくらいいるのでしょうか。
宝くじの公式サイトでは、当せん金の使い道について、アンケートを取っているのですが、1位から順番に見ていくと、
- 1位:貯蓄(46.6%)
- 2位:旅行(16.8&)
- 3位:家族サービス・親孝行(12.5%)
- 4位:土地・住宅の改築や購入(11.9%)
- 5位:車の購入(11.4%)
- 6位:借入れ均の返済(11.0%)
ということで、第6位に入っていました。
この割合が多いか少ないかの判断は人にもよるかもしれませんが、10人に1人は借金返済に充てていることが統計データとして分かります。
実際、借金があると、ストレスが溜まりますから、宝くじでバンと借金返済ができれば、ものすごく気持ちがいいものなんでしょうね!
宝くじの当選確率ってそもそもどれくらいなの?
こういった話を聞くと、「よし、私も」と思う人が出て来るかもしれません。
ただ、その前に、宝くじが当たり客観的なデータを知っておく必要があります。
こちらのブログでは、ジャンボ宝くじの当選確率が紹介されています。
等 | 当選確率 | 賞金 |
---|---|---|
一等賞 | 1000万分の1 | 2億円 |
前後賞 | 500万分の1 | 5千万 |
組違賞 | 約10万分の1 | 10万円 |
二等賞 | 約333万分の1 | 1億円 |
三等賞 | 100万分の1 | 500万円 |
四等賞 | 1000分の1 | 1万円 |
五等賞 | 100分の1 | 3千円 |
六等賞 | 10分の1 | 300円 |
これだけ確率が低いと、感覚がよく分からないと思います。
これを別の確率と比較してみると以下のようになります。
- 飛行機が墜落する確率:20万分の1
- 雷に打たれる確率:1,000万分の1
- 自動車事故で死ぬ確率:1万分の1
- パチンコで大当たりする確率:400分の1
つまり、宝くじの1等に当選する確率は、雷に打たれる確率と同じだという・・・
また、確率を比較するだけだと、パチンコがかなり確実なギャンブルに見えてしまいますよね。
宝くじに当たっても逆に不幸になる!?
宝くじで借金返済を考えた場合、当たるかどうかという問題もありますが、それとは別に、当たった後、本当に幸せになれるかという問題もあります。
なぜなら、宝くじの一等に当選した人の80%は、不幸な人生を送っているという話もあるからです。
実際に、宝くじで当たった人の後の人生を辿っていくと・・
- 高級車や豪邸を買ったけれども結局自己破産をしてすべての資産を失った人
- 投資詐欺に遭って自己破産をした人
- 当選をしたことが周りに知られてお金を要求されまくった人
- 借金の交際相手にバレて殺された人
- ブランド品やパーティーで使い果たしてすっかり浪費癖がついてしまった人
- ビジネスを始めたけれども倒産して逆に借金地獄に陥った人
- ギャンブルにハマってすべてを失ってしまった人
- 人にお金を貸しまくっていたら、妻から逃げられ、最後は自殺してしまった人
- 金銭感覚が完全に狂って、最終的には精神病院に入院することになった人
というような悲惨な話は、枚挙にいとまがありません。
ですから、宝くじで借金を返せたからといって、その後に、幸せな人生が待っているとは、必ずしも言えません。
宝くじの高額当せん者の7割は自己破産をする?
宝くじ当選者の末路を調べていると、「宝くじの高額当せん者の7割は自己破産する」という話が頻繁に出て来ます。
さらに、アメリカの場合だと、当選した人の9割が自己破産をしているとも言われています。
根拠となる統計データはなかったのですが、それでも宝くじの持つ影響力を考えれば、自己破産をする人がそれぐらいの割合になっても決しておかしくはないと思います。
実際、宝くじで高額当選をすると、普段、庶民的な感覚で生活をしている人は、ほぼ間違いなく、金銭感覚がおかしくなります。
真面目に仕事をするのが馬鹿らしくなって、やめてしまい、浪費もするようになれば、やがて手持ちのお金が尽き果て、借金が増え続け、自己破産に至ってしまうことは、ある意味で、自然の流れだと言えるでしょう。
宝くじよりも債務整理の方が確実に借金を減らせる
このように借金を宝くじで返すということは、
- 宝くじが当たる確率はムチャクチャ低い
- 万が一宝くじが当たったとしても、幸せになれる可能性は低い
ので、冷静に考えてみれば、やらない方が良いと言えます。
もし、あなたが、宝くじでの当せんして、借金を返済したいと考えているのであれば、私は、それよりも債務整理の方をお勧めいたします。
理由は簡単です。
宝くじよりも、債務整理の方が借金を減らせる確率が遥かに高いからです。
弁護士や司法書士に債務整理の相談をすれば、
- 任意整理であれば、将来的な利息をカットして、最終的に支払う返済額を大きく減らすことも可能です。
- 個人再生であれば、住宅ローンを残したまま、借金を約5分の1に減額することができます。
- 自己破産であれば借金をチャラにすることができます。
また、宝くじだと300円取られますが、借金をどれだけ減らせるかという診断は無料で行えるので、こういう選択肢もあるんだと思って、一度、試してみてはいかがでしょうか?
債務整理は、宝くじと違って、派手にお金が入って来るものではありません。
また、債務整理で自己破産をした人は、宝くじが当たった後、浪費して自己破産する人と変わらないのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最初から債務整理を行う場合は、身の丈にあった形で、借金を返済できるので、長い目で見れば、宝くじで高額当選をするよりは、幸せな人生を過ごすことができるでしょう。
宝くじで借金返済をすることも決してダメだとは思いませんが、当選確率は非常に低いですし、仮に高額当選したとしても、悲惨な末路を辿ってしまう方が多いので、より確実に幸せをつかみたい方には、債務整理をお勧めいたします。