借金解決ゼミナールの広告を見ている人の中には、奨学金の返済がキツくて何とかしたいという方もいらっしゃるかと思います。
ただ、奨学金の返済は、通常の借金とは性質が違うので、本当に相談出来るか、気になるところではないでしょうか。
そこで、ここでは、借金解決ゼミナールで奨学金の相談をすると、どういった対応が考えられるのか詳しく解説をしていきます。
目次
借金解決ゼミナールは奨学金の相談も可能
借金解決ゼミナールでは、借金減額シュミレーターを提供していて、そこに必要事項を記入していくと、債務整理に強い最寄りの法律事務所を紹介してくれます。
そして、一つ事務所を選ぶと、その事務所から借金減額のためのアドバイスをもらうことが出来ます。
もちろん、借金解決ゼミナールでは、奨学金の悩みについても相談することが可能です。
ですから、借金減額シミュレーターの最後にある “質問があればご記入ください” という項目に
「奨学金について相談させて下さい」
と書いておけば、より具体的な回答が返ってきやすくなるでしょう。
債務整理で奨学金問題を解決する方法とは?
借金解決ゼミナールで紹介している借金問題の解決法は、債務整理です。
債務整理には、任意整理、個人再生、そして自己破産がありますが、その中で、どの方法であれば、最も効率的に借金問題を解決できるか診断をしてもらえます。
では、奨学金の相談をした場合は、どのような対応が考えられるのでしょうか?
任意整理は勧められない
まず、最初に一つ言えることは、奨学金の借金を債務整理したいと希望しても、任意整理は勧められないということです。
任意整理とは、弁護士や司法書士が債権者と交渉をする中で、
- 借金の将来利息をカットする
- 過去に払い過ぎた利息があれば、その分を減額する
- 残債を3年~5年で返済する
ことが出来るというメリットがあり、借金解決ゼミナールを利用される方の大半が任意整理を選択されています。
ただ、この任意整理、残念ながら奨学金とは非常に相性が悪いです。
まず、任意整理は将来利息をカットすることも可能なので、金利が15%や18%の借金がある方には有効ですが、奨学金の金利は、0.1~0.2%ぐらいで非常に低いです。
ですから、将来利息をカットしても、ほとんどメリットがありませんし、過去に利息を払い過ぎていたということはあり得ません。
また、任意整理では和解が成立した後、約3年~5年で返済するのが基本的な流れです。
奨学金は、元々、返済期間が、14年~20年ぐらいですが、返済期間が短くなると、逆に月々の返済額が暴騰してしまいます。
ですから、奨学金を任意整理の対象にすることは、まったく意味がないですし、借金解決ゼミナールで相談した人も勧めては来ないでしょう。
任意整理が勧められるケースとは?
ただし、もし、あなたが、奨学金以外に、高い金利の借金を抱えていて、その返済が全体の返済額の大半を占めているのであれば、話は違って来ます。
なぜなら、奨学金以外の借金を任意整理することによって、借金問題を解決できる可能性もあるからです。
任意整理は、対象にする債務を選ぶことが出来るので、奨学金以外の借金を任意整理して、奨学金は従来の返済を続けるという方法もはあり得ます。
また、奨学金の返済に関しては、奨学金を管轄している日本学生支援機構に直接相談することによって、返還期限の猶予や減額返還などの交渉に応じてもらうことも可能です。
保証人がいるか機関保証かで方向性が決まる
任意整理が難しいということになれば、残された選択肢は、個人再生か自己破産です。
個人再生では、借金を約5分の1に減額することが出来ますし、自己破産であれば、すべての借金をチャラにしてもらうことが出来ます。
ただ、ここで、一つ重要なチェックポイントがあります。
それは、あなたが、奨学金制度を利用した際、機関保証と人的保証のうち、いずれを選択したかという点です。
もし、人的保証を選択していたのであれば、話は厄介になって来ます。
なぜなら、個人再生や自己破産で奨学金の借金を減額、または免責してもらった場合、その分は、すべて連帯保証人である親族に請求されてしまうからです。
そうすると、奨学金の残債をあなたが払うのか、それとも連帯保証人である親族が払うかのという選択だけになってしまいます。
場合によっては、残債の支払いを請求された親族も、債務整理をせざるを得なくなり、連鎖破産というリスクも発生してしまいます。
しかし、その一方で、あなたが機関保証を利用していたのであれば、よりスムーズに奨学金の借金を返済することが出来るでしょう。
なぜなら、この場合は、奨学金を個人再生や自己破産の対象にしても、弁済の責任を持つのは、機関保証の保証会社になるからです。
まとめ
借金解決ゼミナールでは、奨学金の相談にも、対応しています。
具体艇にどのような対応になるかは、奨学金を申し込んだ際、人的保証、機関保証、いずれの保証制度を選択したかによって、変わって来ます。
特に、人的保証であった場合、奨学金を債務整理の対象にすると、減額、または免責された分が連帯保証人に請求されてしまうので、注意が必要です。
また、奨学金以外に高金利の借金が多い場合は、任意整理という選択肢もあり得ます。

あなたにとって、どういった解決法が最善であるかは、借金解決ゼミナールを利用すれば、無料で相談することが出来ますので、是非、気軽に利用してみて下さい。